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プレスリリース
ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第4戦『SUGOスーパー耐久4時間レース』が⾏われた。No.72 OHLINS CIVIC NATSは、ST-2クラス6番⼿から堅実な追い上げで終盤に逆転。クラス2連勝を飾ると同時にGr.2のレースで総合優勝を果たした。
前戦の富⼠24時間レースでCIVIC TYPE Rにスイッチしてから初の優勝を飾った72号⾞陣営は、兼ねてより準備を進めていた独⾃製作のモノコックフレームに変更し、新たなチャレンジを開始した。予選では⼀時的な降⾬に⾒舞われたのと、50kgのサクセスウェイトを背負っていることもあり、クラス6番⼿という結果に終わったが、決勝レースでは、チーム全員が⼒を合わせて、トップ奪取を狙っていく。
4時間レースで途中に2度のピットストップが必要となる今回は、⾦井がスタートを担当。燃費⾛⾏およびフロントタイヤを労ることが要求されるなかポジションをひとつ上げて、53周⽬に野島へとステアリングを託す。レース展開も味⽅に前⽅との差を確実に縮めて、残り1時間15分を切った104周⽬に2度⽬のピットイン。リヤタイヤ無交換で時間を短縮させる作戦で72号⾞を送り出した。最終スティントはチームのエースである⼭野が務め、残り1時間を切った116周⽬の2コーナーでアウト側からオーバーテイクを決めてトップに浮上。そのまま、最終ラップまで安定したラップで後続との差をひろげ、⾒事クラス2連勝を飾るGr.2トップチェッカーを受けた。
⼭野 哲也
「ピットアウト時にトップ2 台の⾞両が⾒えた時に、良いピット作業をしてくれた学⽣メカニックのおかげでこの位置にいると感じたので『最終スティントを託されたドライバーとしていくしなかい』という思いで⾛りました。短い期間で新しいモノコックフレームを作ってくれた学⽣メカニックをはじめ、ここに⾏き着くまでに⽀援して頂いた⽅々に感謝の気持ちでいっぱいです。今回はポイントを持ち帰ることが⽬標でしたが、昨シーズンまでの苦難を乗り越えた結果として開幕戦から表彰台を獲得できていると思うので、チャンピオンを獲得できるように、これからも⼿堅くレースをしていきたいです」
⾦井 亮忠
「今回は燃費と気温の⾼さが相まってタイヤも厳しい状況でした。タイヤを労る必要がありましたが、最後までしっかりとマネジメントしてペースも落とさずに⾛ってバトンを繋げることが出来たので良かったです。今回から投⼊された新しいモノコックフレームは、前戦終了後の本当に短い期間の中で学⽣と⼀緒に仕上げてきたので、トラブルもなく良い成績で終えられたことは学⽣たちにとっても⾃信に繋がったと思っています。次戦はウェイトも増えて厳しい状況にはなりますが、ひとつでも上の順位でゴールできるようにベストを尽くして頑張っていきたいです」
野島 俊哉
「最後まで燃費⾛⾏をしなければいけない状況だったので、燃料消費を抑えつつタイヤをいたわりながらの⾛⾏でした。今回から新しいモノコックフレームを投⼊していますが、ドライビングをしていて本当に『気持ちいい︕』の⼀⾔に集約することができて、⾮常に安定した良いクルマに進化した印象でした。次戦のオートポリス⼤会はFF 駆動の CIVIC にとっては⼤変なサーキットとなりますが、⾦井選⼿と⼭野選⼿をはじめ皆さんがすごく良い⾞を作ってくださったので、ドライビングで応えられるように頑張りたいです」
監督︓豊福 ⼤樹
「決勝ではドライバーもクルマも無理せず、着実に積み重ねて取り組んだことで、優勝することができました。
ドライコンディションでのパフォーマンスはとても良く、ドライバーも安定したタイムで⾛ってくれましたし、新しいボディが良い効果をもたらしてくれました。学⽣たちが⾃分たちで作り上げたクルマで 2 連勝できるというのは、なかなか出来ないことだと思います。今回は SC も FCY もないクリーンなレースでした。この2 連勝が学⽣メカニックたちの弾みになってくれれば嬉しいです。ライバルが強いので気は抜けませんが、残りのレースもシリーズチャンピオンを⽬指して着実なレースをしていきたいと思います」